モンテッソーリ教育って室内遊びのイメージが強いですよね。
しかし、モンテッソーリ教育でも外遊びもとても大事にしています。じゃあ、どうして大事なの?外遊びが減るって聞くけど?外遊びでは何をすればいいの?ってところを考えてみようと思います。
そもそもモンテッソーリ教育とは
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」という考えのもと、自立を促し有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てることを目的とした教育です。
そこで自立(自分のことを自分でできるように)のために指先や感覚を鍛えるような遊び(しごと)をするのですが、モンテッソーリ教具や遊びの部分のイメージが強くSNSなどで広まっている気がしています。
もちろん、モンテッソーリ教育でも外遊びを大事に考えています。
外遊びのイメージがないモンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育って外遊びのイメージはたしかに弱い気がします。モンテッソーリ教育の幼稚園に入園してから「子どもが外遊びをしなくなった」という声もよく聞くくらいです。
モンテッソーリ教育は室内遊び?
モンテッソーリ教育=室内遊びではありません。
モンテッソーリ教育では0歳から6歳にかけて運動の敏感期が続くとされています。子どもの発達に合わせて、それを強化するような運動させ体の知能が発達し運動の能力を伸ばすと考えられています。
特に1歳から2歳の時期の最大のテーマは歩くことだとも言われています。
モンテッソーリ教育の幼稚園に通って外遊びが減る?
「モンテッソーリ教育の幼稚園に入ってから外遊びが減った」
「幼稚園でも室内遊びばかりだが、大丈夫なのか?」
「公園で走り回って遊ぶような活発さがなくなった」
など少し心配になるような話も聞きます。
しかし、それは子どもが室内で遊ぶということを選び、その選択を尊重して室内で遊ばせているというだけです。室内でできる集中してできる遊びがしたい敏感期なんでしょう。
日本に多くある幼稚園では外遊びをする時間が決まっていたり、どろんこ幼稚園と呼ばれる幼稚園も多いので不安に感じるかもしれません。モンテッソーリ教育の幼稚園でも外で走って遊ばせたり、庭園の掃除をしたり外での活動もしているようです。
外でもできるモンテッソーリ教育
外でできるモンテッソーリ教育について書きます。
1歳の最大のテーマ歩く
人は手を使うことで脳が発達します。その手や指を自由に使えるためにはしっかり体幹で立ち上がる必要があり、体幹を鍛えるには歩くことが1番大切です。
あるき始めた子どもは外を歩いて、しゃがんで、落ちている石をつまむ。これが1人でできた!ということが嬉しいのです。
運動の敏感期が終わる前にできるだけ沢山歩かせたいです。
感覚を育てる早朝散歩
日中の散歩もいいですが、早朝の散歩はひんやりとした空気や匂いを感じることができます。昼間とは歩いている人の数も違い、車や電車、鳥や虫の声がよく聞こえます。
また、早朝散歩で朝日を浴びることでセロトニンが分泌されるというメリットもあります。セロトニンは心のバランスを保ち精神を安定させたり、睡眠の質を高める効果が期待されます。
葉っぱや石をあつめる
お散歩に袋や容器を持っていって拾った石や葉っぱなどを入れる遊びです。
0歳、1歳は入れることが好きな子が多いので楽しめると思います。「これー!」とママに持っていくのもいいですが、自分で拾ったものが集まっていくのも楽しいようです。ここでも葉を拾う、入れるという指も使えます。R-1ヨーグルトの容器が持ちやすくておすすめです。
3歳になると集める!という意思で拾うようにもなってきます。
※タバコやガラスなどが落ちていることもあるので注意してみてあげてください。
飼育体験で自然を感じる
動物や植物など生き物を育てる自然体験はモンテッソーリ教育のなかではとても大切にされています。
庭やベランダの植物に水をあげたり、飼っている犬の散歩をしてお世話をするという体験で命の大切さや生き物とのコミュニケーションを通じて人の感情の変化などを学びます。
クリエイティブ活動でもある砂遊び
今少なくなっている砂場ですが、砂場遊びでは子ども達の中でストーリーを作って楽しんでいるのです。これは家、これは川など考えながら遊ぶことで創造力を育みます。砂が下に落ちる、砂が崩れるなど物理にも触れられます。
砂場遊びなどのクリエイティブな経験が将来のアイデアや企画力につながると考えられています。
異年齢との交流ができるキャンプ
核家族化が進むなか両親以外との交流できる機会は特別です。
子どもは他人との関わりでいろんな価値観があることを知り、自分以外の価値観を受け入れ、他人とのコミュニケーションを学んでいきます。老若男女が集まる場所で様々な価値観にふれることで子どもは物怖じしなくなり、良好な人間関係を作る土台を作ります。
他にも外には様々な発見があります。子どもの目線で一緒に外出してみると面白い発見があるかもしれません。
【合わせて読みたい記事】
モンテッソーリ教育関連のおすすめ本
私がこれまで読んたモンテッソーリ教育に関する本を読んできました。
我が家はモンテッソーリ教育系の幼稚園に入れる予定はありませんが、生活の多くの時間を過ごす家で私の負担にならない程度で取り入れています。その時に特に参考にしている本です。
気軽に生活に取り入れたいと思っている人の1冊目におすすめです。考え方と実践のバランスが良い。
モンテッソーリ教育×ハーバード式子どもの才能の伸ばし方/伊藤美佳【合計3000円以上で送料無料】 価格:1,540円 |
モンテッソーリ教育について客観的に書いてある本です。モンテッソーリ教育のデメリットへの考えもかいてあります。
モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる!【電子書籍】[ 平川裕貴 ] 価格:1,540円 |
さいごに
1歳は特に歩くということを意識して生活していく時期だと思っているので、お家での遊びもしつつ、外でたくさん遊ばせようと思っています!
皆さんの参考に少しでもなっていれば嬉しいです。
Instagramでたくさん紹介しているのでチェックしてみてください!
今日も全国のママさんお疲れ様でした。